諦めるには値しない

本当に昴の言う通りだ。
俺はいつも見なくていいものを
見てしまう。

真山「陶太!」

陶太「どうしたの?さっきの話なら‥」

真山「いや、そうじゃなくて。
‥これ‥お前のだろ?」

陶太は俺の手から
慌てて生徒手帳を取った。

陶太「中見た?」

真山「ああ。確認のためにな。」

陶太「誰にも言わないでくれるかな?」

真山「言う訳ねぇだろ。
気にするな!」
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