諦めるには値しない

あの野郎。こんな所まで
嫌がらせしにきやがって。

珀斗「そんな訳ねぇだろ。
何、間に受けてんだよ。」

俺はそいつの胸倉を離し席につく。
居心地の悪い空間で食事を済ませた
俺たちは早々に部屋へと戻った。

珀斗「なぁ、トタ。
別にさっきの事、信じてるとか
そんなんじゃねぇけどさ
お前が俺をなんて‥そんな事ねぇよな?」

もちろんある訳ないじゃないか。
そんな否定の言葉を
言うとばかり思っていた。

でも、トタは俯いたまま何も答えなかった。

庄司「まさか、さっきのは事実· · ·」

珀斗「何とか言えよ!」
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