諦めるには値しない
大事だからどうでもよくしちゃダメなんだ!
陶太は俺にとって‥大事な奴なんだ。
珀斗「トタ。俺は、お前の気持ちに
答える事は出来ない。ごめん。
でも、お前は俺にとって大事な仲間だ。
喧嘩して何度もぶつかり合って
何だよこいつって思う事も沢山あったけど
今はお前の夢を、いや俺たちの夢を
一緒に叶えたい仲間なんだ。
だから、一緒に全国大会へ行こう。
俺たちの夢叶えよう。」
顔を上げたトタは泣いていた。
陶太「日向くんはそれでいいの?」
珀斗「何が?」
陶太「だって僕は日向くんに
嫌な思いをさせたんだ。
僕のせいで日向くんまで
あらぬ噂を立てられて迷惑かけたのに
何で僕を許そうと思ったの?」
珀斗「決まってるじゃねぇか。
お前が俺たちの事を信じてくれたから。
どうしようもねぇ中途半端な俺たちを
お前が最初から最後まで
信じ抜いてくれたから俺は今
一度諦めたバスケをやってるんだ。
俺だけじゃない。昴も庄司も真山も
お前に救われたんだよ。」