諦めるには値しない
~陶太side~
僕は絶対に負ける訳にはいかなかった。
ここで負ければ僕はもう
一生バスケを続ける事は出来ない。
昨日、父にそう約束した。
その焦りが裏目に出た。
昴「陶太!ちゃんと周りを見ろ!
てめぇ1人で勝てると思ってんのか!」
陶太「僕は勝ちたいんだ!
勝たなきゃならないんだよ!」
芹沢くんの言う通り
気持ちだけが先走って
僕は皆の事が見えなくなった。
珀斗「だったら、俺にボールを回せ。
お前のその想い繋いでやるからよ!」
昴「お前はキャンプテンだろ!!
俺らの事、信じろよ。」
皆、一生懸命に僕の想いを繋いでくれた。
必死になって僕の事を守ってくれた。
でも、全然ダメなんだ。
今の僕じゃダメなんだ。