諦めるには値しない

~昴side~


堤防沿いの溜まり場に
飽きずに今日も俺たちはいた。

珀斗「今、何時?」

携帯片手に尋ねるこの金髪頭は
中学の頃からのダチ。日向 珀斗。

庄司「15時っす。」

珀斗にそう答えるこの赤髪は
一つ下の後輩。庄司 成綺。

珀斗「どうするよ?
学校バックレる?」

昴「もうちっとしたら行くよ。
放課後、般若に呼び出されてんだよ。
行かねぇとあいつうるせぇから。」
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