諦めるには値しない
珀斗「豊永が?何で?」
庄司「すみません。そこまで
詳しい事はよく分からないです。
でも、確かな情報です。
もしかすると河東さんが
一枚噛んでるのかも。」
珀斗はほんの少しだけ
悲しそうな笑みを浮かべ俺に言った。
珀斗「なんとなくだけどさ
そうなんじゃないかって思ってた。
佑樹のしそうな事だよ。」
昴「河東はてめぇのダチだろ!
簡単にてめぇはダチの事を
信じなくなる奴なのかよ!」
珀斗「ダチだったよ!
大切なダチだったからこそ‥
俺は信じられなくなったんだよ!
考えてもみろよ?今まで俺たちの身に
起こった数々の事を。
佑樹はお前たちを‥いや
俺の事を目の敵にしてるんだぞ?
そんな奴を俺は信じる事なんて出来ない!
お前たち以上に俺は佑樹の事を
信じる事なんて出来ないんだよ!
俺は一度、佑樹に裏切られてるから!」