諦めるには値しない

~珀斗side~


昴は本当に大した奴だ。
今まで散々酷い目に遭ってきたのに
佑樹の事を許してやるんだから。

最後の最後まで仲間を信じる
昴らしいなと思った。

昴「お前には申し訳ないと思ってる。
中学の頃、関係ないお前まで
巻き込んじまった事反省してるんだ。
これは真山と俺の問題だ。
だから、てめぇがしゃしゃり出る
筋合いはこれっぽっちもねぇ。」

珀斗「昴、ありがとう。」

俺は掴んでいた腕を離した。

陶太「ちょっと待ってよ!」

昴「止めんじゃねぇよ!」

陶太「そんな人たちと喧嘩して
何の意味があるの?」

昴「真山が‥ハメられてるんだぞ!
てめぇは見捨てろって言うのか?」

陶太「喧嘩する事が
真山くんのためなの?
真山くんは芹沢くんたちの
大事な仲間じゃないの?」
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