諦めるには値しない
~真山side~
留置所を出た俺を
出迎えたのは昴だった。
昴「水くせぇよな。
出所する日くらい
伝えてくれたっていいだろ。」
真山「昴。何で?」
昴「お前の話をロクに聞きもしねぇ
クソ刑事脅して聞き出したんだよ。」
真山「そうゆう事を聞いてるんじゃない!
明日は準決勝の日だろ?
何で、お前は練習に参加してねぇんだよ!」
昴「カッコつけてんじゃねぇよ。
俺はお前の顔を見るためだけに
こんな場所に来たんじゃねぇ。
初めから覚悟は出来てる。」