諦めるには値しない

北山の胸倉に摑みかかると
少しだけ微笑んだ。

北山「お前たちを見ていると
昔の事を思い出すよ。」

真山「お前の昔話に興味ねぇよ。」

北山「なぁ、真山。
今日この日まで芹沢とこいつらは
お前の居場所を必死に守ったんだ。」

真山「居場所?」

北山「出所したお前が戻って
こられる場所を守ったんだ。
だったら、今度はお前が
芹沢の想いを受け継いでやる番
なんじゃないか?」
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