諦めるには値しない

俺だけが何も知らない。
暴力事件を起こした3人。
そう括られるけど
俺はその真相を知らない。

真山「全部、俺のせいなんだ。
昴が暴力事件を起こした原因は俺だ。」

いつの間にか入り口付近には
真山が立っていた。

珀斗「お前は何か知ってるのか?」

真山「寿人と俺をリンチした相手は
チンピラなんかじゃなかった。
全部、森ノ西中の連中がやった事だ。」

陶太「森ノ西中って日向くんがいた
学校の人たちって事?」

真山「月島中と森ノ西中は
昔からバスケの強豪校として有名だった。
河東、宮内、豊永の3人は
思い付きでバスケを始め評価される
俺たちが目障りだったらしい。
そんなしょうもない理由で
あいつらは俺らを地獄に突き落とした。」

もう、笑いしか込み上げてこなかった。
俺のダチがそんな最低な奴らだったなんて。
それを知っていて昴は何で
俺なんかとダチになったんだろう。
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