諦めるには値しない
真山「俺があんな言い訳に
納得する人間だと思ってるのか?
お前の考えてる事は大体分かる。
ガキの頃からずっとお前を
見てきたからな。」
昴「てめぇには関係ねぇ!」
真山「いつになったらお前は
人に助けを求める事を覚えるんだ!
仲間に心配かけたくねぇ
お前の気持ちも分かる。
犠牲になるのは自分1人だけで十分だ。
その想いもちゃんと受け取ってる。
でも、周りの奴らは誰も
そんな事望んでねぇんだよ!!
お前の命が守れるのなら俺たちは
心配だってするし危ない目に遭う
覚悟だって出来てるんだ!
お前がいないバスケ部なんて
バスケ部じゃねぇんだよ。」
昴「俺は守りたかった。
ただの復讐じゃねぇんだ。
お前のためでも珀斗のためでもねぇ。
俺自身のためなんだ。
俺たちは今ちゃんと進むべき道へと
歩み始めている。それを邪魔
されたくないんだ!」
真山「どうゆう事だよ?」
昴「今のてめぇの行動は目に見えてる。
てめぇは昔からカッとなると
周りが見えなくなる奴だからよ。
だから俺が先にケリをつけようと
思っただけだ。復讐なんて
ダセェ事考えてんじゃねぇよ!」
真山「‥分かってる。」
昴「もういいだろ?
お前のケリはとっくの昔についてる。
あいつらを殴った時点で
てめぇの復讐はお終いだ。
だから、さっさと試合に行けよ。」