諦めるには値しない

~陶太side~


翌日、部室へ行くと
一枚の退部届が置いてあった。

僕はそれを書いたであろう
人物を追いかける。

陶太「日向くん!どこ行くの?」

珀斗「今朝早く、真山から電話があった。
試合には出ねぇってな。昴と真山は
河東の元へ行った。だから、俺も行く。」

陶太「ちょっと待ってよ!
今日は決勝戦なんだよ?
日向くんまで行ってしまったら
僕たちは試合に出られなくなる。
芹沢くん達は日向くんに試合に
出て欲しかったから何も言わずに
行ったんじゃないの?」

珀斗「そうだろうな。
昴は昔から大事な時には
俺を仲間はずれにするからよ。」
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