諦めるには値しない
昴「俺がここで殴ったらお前たちは
試合に出られなくなる!
昨日、退学届を出したからって
もうバスケ部は関係ねぇなんて
俺の言葉が分からず屋の
大人達に通じる訳ねぇだろ!
分かってたよ。初めから。
俺がお前と関わらなきゃ
お前たちは夢を目指せてたんだ。
それでも‥そう分かりながらも俺は
お前たちと関わっちまったから‥
ケジメをつけるために学校まで辞めたのに
何でこんな所まで追いかけてくんだよ!」
陶太「目指せる訳ないよ!
芹沢くんがいなきゃ僕は
とうの昔に諦めてた。
試合にもロクに出られない僕たちが
全国大会に出るなんて夢
叶えられるはずないじゃないか!
でも、芹沢くんがバスケ部に入って
もちろん辛いことは沢山あったけど
それでも!芹沢くんがいてくれたから· · ·
芹沢くんのおかげで僕は叶えたい夢に
一歩近付く事が出来たんだ!
だから、今、芹沢くんがその人たちの事を
殴りたいと思ってるのなら殴っていいよ!」
珀斗「トタ。」
陶太「何?日向くん。」