諦めるには値しない

真山「俺じゃなくても、日向がお前に
言いよったじゃろ？
バスケ部に入る事を勧めたじゃろ？
全部、俺が日向に言った事じゃけぇ。
退学になりそうなお前を救う方法が
一つだけある。そう言うて日向の事を
利用したんじゃ。」

全て偶然だと思ってた。
たまたま陶太と出会い
珀斗に勧められバスケ部に入った。
でも、その裏では真山が
糸を引いていた。

昴「何で、お前がそこまでするんじゃ？」

真山「ずっと、後悔しとった。
俺のせいでバスケを辞めたお前が
もう一度、バスケを始めるキッカケを
ずっと探しとった。そこに現れたんが
お前なんじゃ。陶太。」

陶太「僕？」

真山「俺にとっては昴がもう1度
バスケを始める事が大切じゃったんじゃ。
じゃけん、お前らを巻き込んだ。
俺はそうゆう汚い奴なんじゃ。」

昴「何が汚いんじゃ？
われはわれが生きるための
最善の方法を選んだだけじゃろ。
実はあの時こうじゃったなんて
理由は後からいくらでもつけられる。
じゃけん、理由うんぬん考えずに
われが選んだ道なんなら
それが正解じゃったんだ。」