諦めるには値しない

真山「じゃけん、嫌いなんじゃ。
人がせっかく今からいい事を
言おうと思っとるのにお前は
先に言うんだからな。」

昴「聞かせろや。」

真山「今更言える訳ないじゃろ。」

昴「聞きたいんじゃ!
俺はわれの口からずっと
話せんかった話を聞きたいんじゃ。
くだらねぇ話じゃろうが
くそつまらねぇ話じゃろうが
今日だけは許してやる。」

高杉「僕も...聞きたいよ!
真山くんの話を。」

真山「...高杉。」

高杉「その話を聞いて真山くんを
許すとか許さないとか
そうゆう事じゃなくて...やっぱり
今でも僕は過去の事は水に
流せないし...でも分からないんだ。
今の僕は真山くんの事を
憎んでいるのかそうじゃないのか
よく分からないけどさ
真山くんが僕たちに話したいと
思った事は全部ちゃんと聞きたいよ。
例え過去の事を許せなくても
今の僕と真山くんは仲間だから。」

高杉の言葉に胸を打たれたのか
真山はため息混じりに話し始めた。
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