諦めるには値しない
~昴side~
随分と長く話し込んでいた
俺と真山の邪魔をする奴など
1人もいなかった。
バスケ部の連中はもちろんの事
豊永も宮内も河東も誰一人
邪魔はしなかった。
河東「..うんざりなんだよ、お前ら。
友情だ何だって見せつけて
これ以上、惨めな想いさせるなよ。」
豊永「待ってよ、佑樹。
ここからはどうするの?」
河東「豊永、お前はその傷を
出来る限り目立たなくして
試合会場へ向かえ。」
豊永「だけど、それじゃ今までの...」
河東「分かんねぇのかよ!
こいつらのフィールドは喧嘩じゃねぇ!
お前達と本気でバスケで
戦うつもりなんだよ!」