諦めるには値しない

昴「確かに、ルールを
守れねぇ奴はクズだ。
ただな、仲間を信じられねぇ奴は
もっとクズだ。俺たちのやった事が
相応しくないっつーんなら教えてくれよ。
お前らのルールに乗っ取って
今日のこの試合に全員で出る方法を
教えてくれねぇか?
色んな奴らから恨まれてる俺たちが
傷一つ作らず試合に出場する方法を
教えてくれよ。俺たち全員が
納得したら棄権するからよ。」

昴のその言葉に押し黙った
連合会の連中の間を
メガネをかけた野郎がくぐり抜け
俺たちの元へとやってくる。

監督「何をこんなクズの言葉を
真に受けてるんですか?
こいつらはね、過去にも
暴力事件を起こした奴らなんですよ?
ここまで、大目に見てやったんです。
感謝して欲しいくらいですよ。」
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