諦めるには値しない

宮内「芹沢くんを殴ったのは俺なんです。」

監督「何を言ってるんだ、宮内。」

宮内「無名だった桃員高校が
決勝戦まで勝ち上がってきて
俺は怖くなったんです。
得体の知れない桃員高校の実力に
危機感を覚えて· · ·芹沢くん
真山くん、日向くんの3名を殴りました。
だから、暴力沙汰を理由に
桃員高校を棄権にするのなら
俺たちの事も棄権にして下さい。
喧嘩を売ったのは俺ですから!」

青柳「脅されてるのか?」

宮内「え?」

青柳「こいつらに脅されて
お前は今そんな嘘をついてるのか?」

宮内「嘘じゃありません!
事実です。本当に俺が‥」

青柳「どうです?皆さん。
桃員高校の連中は平気で
人を脅すような奴なんですよ。
試合なんてしなくても
うちの勝利は目に見えている。
高校バスケ界に傷を残すようなマネ
そちらもしたくないでしょう?
桃員高校を棄権にして下さい。」
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