諦めるには値しない
昴「おい、青柳。
ここは俺たちのコートだ。
てめぇみたいな野郎が
汚してんじゃねぇよ。
分かったんならさっさと出て行け。
今から、俺たちはこいつらと
決着つけるんだからよ!」
青柳「監督に向かって何て
口の聞き方だ‥!」
理事長「ははは。相変わらず君は
威勢がいいね。分かりました。
予定通り決勝戦を行いましょう。」
連合会「しかし、そんな事‥」
理事長「もしもこの試合で
何か問題が起こるような事があれば
私がその全ての責任を取ります。
お互い腹は括ってるんです。
バスケットを愛している彼らの
本気の試合を見てみようじゃありませんか。」
不動「お父さん、本当にいいんですか?」
理事長「言ったはずだ。雅樹。
お前の仲間は素晴らしい。
お前も精一杯やりなさい。
お前のイキイキとしたプレーを
見る事が出来るのなら私のクビなんて
痛くも痒くもないよ。」
僕たちはようやく決勝戦の
コートに立つことが出来る。
不動くんのお父さんのおかげで
僕たちは夢にまた一歩近付いた。