諦めるには値しない
庄司「俺の妹、小さい頃から
体弱くて入退院繰り返してるんっすよ。
父ちゃんは随分前に死んで
母ちゃんは仕事仕事で忙しくて
滅多に見舞いに来られなくて
代わりに俺が面倒見てるんです。」
真山さんは手に持っていた
綺麗な花束を俺に差し出す。
真山「妹への見舞いだ。」
庄司「いや、でもその花
誰かへの見舞いじゃないんですか?」
真山「受け取ってもらえなかった。
この花はゴミになる。
お前が貰ってくれると嬉しい。」