諦めるには値しない

北山先生に頭を下げた陶太は
またどこかへ向かって走った。

高杉「陶太!」

陶太「高杉。どうした?」

高杉「どこ行くんだよ?」

陶太「僕は芹沢くんの事を
一つも分かっていなかった。
ちゃんと謝らなきゃならないんだ!」

その後の僕の言葉を聞きもしないで
陶太は走って行った。
陶太の行き着いた場所。
南校舎の裏庭にやっぱり彼はいた。
いつもの仲間と一緒に。

陶太「芹沢くん!!」

昴「何の用だよ?
てめぇとはもう関わらねぇって
言ったよな?てめぇの耳は節穴か?」
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