諦めるには値しない
高杉「僕はそうは思わないよ。
今まで通り2人だけで
頑張ればいいじゃないか。
何がダメだって言うんだよ!」
陶太「僕は変わりたいんだ!
本当はずっと前から分かってた。
このままでいいはずがない。
僕たちは変わらなくちゃならないんだよ。
高杉がいてくれて本当に感謝してる。
高杉がいなきゃ僕はここまで
頑張る事なんて出来なかった。」
高杉「だったら、何で?」
陶太「高杉も気付いてるんじゃない?
このまま僕たちは一度も試合に
勝てずにバスケットボール人生を
終えてしまう。そんなの...
僕は嫌なんだよっ!」
高杉は少し目を伏せた後
力強い瞳で僕の事を睨んだ。