諦めるには値しない
高杉「僕たちに説教するつもり?」
昴「説教なんてした覚えはねぇ。
でも、俺は変わられなかった。
俺が一番よく知ってる。
ただな、こいつは自分の弱さに
気付いたんだ。てめぇもこいつの
ダチならよ、変わろうとする
こいつの応援くらいしてやっても
いいんじゃねぇのか?」
高杉「芹沢くんは陶太の
何を知ってるんだ!」
昴「こいつの事なんて何も知らねぇよ。
ついでにお前の事も何も知らねぇ。
でも、もしも。てめぇがこいつと
同じ気持ちでバスケを続けてきたのなら。
叶えたい夢があるのなら、それは
自分の手で叶えるしかねぇんだよ。
人任せの夢なんてのは夢じゃねぇ。
そんなもんはただの憧れに過ぎねぇんだ。」