諦めるには値しない

昴「どっちも大事ってのはな
どっちも大事じゃねぇって事なんだよ。
3日やる。それまでに腹決めて
どっちかの部活に退部届を出せ。」

川瀬「だったら今すぐやめてやるよ!
何だよ、いきなり来て偉そうに。
俺らは羽井に頼まれて仕方なく
バスケ部に入ったんだ。」

昴「他の2人は?」

長谷川「俺もサッカーに専念するよ。」

昴「てめぇは?」

川瀬「藤野、お前も
サッカー部に残るよな?」

藤野「う、うん。
僕もサッカー部を選びます。」

昴「そうか、分かった。
明日、北山に退部届を出せ。
話はそれだけだ。邪魔したな!」

ーガチャ

部室を出た俺に案の定
豆もやしは突っかかってきた。
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