諦めるには値しない
高杉「それでも、あの3人の
存在は大きいよ。
皆がいてくれたおかげで
僕たちバスケ部は成り立ってたんだから。」
昴「情けねぇ野郎だな。
そんなだから、いつまで経っても
てめぇらは上手くならねぇんだよ。」
高杉「いきなり入部しておいて
勝手なんじゃないか?
やっぱり君とは仲良く出来そうにない。」
昴「仲良くしろなんて言ってねぇ。
あくまでも俺とお前は
同じチームの仲間ってだけだ。
てめぇとダチになろうなんて
これっぽっちも思ってねぇよ。」
嫌な空気が流れていた。
そんな空気を壊すかのように
サッカー部の部室のドアが開く。