諦めるには値しない

珀斗「すぐに昴呼んでくる!
お前は少しここで時間稼ぎしてろ!」

男子バスケ部の部室へ向かうと
タイミングよくその中から
昴が出て来る。

珀斗「昴!飯島高の奴らが‥」

昴「悪い、珀斗。後にして!」

昴は俺に構う事なく
豆もやしくん達を追いかける。

どうしようもなくなった俺が
正門に戻ると20人程を相手に
庄司が拳をふるっていた。
仕方なく俺もその中に交わった。

ーバコン
ーバコンバコン

殴られた頬の痛みが
口の中に広がる血の味が
ものすごく不愉快だった。
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