彼氏が最近かまってくれないので、彼女反撃を開始します
そう考えていると、「しっかりせんかい!」と言われて頭上に拳が下った。

手加減しない貴方は鬼か何かですか??

「聞いて美穂。
まずは、彼女の大切さを思い知ってもらわなきゃいけないの」

「う、うん。それより頭痛い」

「彼氏に対する心の痛みとどっちが痛い?」

「断然心の痛みであります!
それでは話の続きをどうぞ!」

「お、おぉ。
まぁ、彼女の大切さを知ってもらわなきゃならないわけ、さっきここまで話したわね。
んで、その為にはね...」

「そ、その為には?」

その瞬間、美也子は悪い笑みを浮かべてこちらを見て、グイッと机に手を置き顔を近づけてきた。

そして耳元でこう囁いた。



「反撃すんのよ...あんたの彼氏、山田智樹にね?」




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