私は、君のことが
言えない気持ち
いつの間にか空はオレンジがかっていて、このイルカショーも今日で最後の時間帯だった。
『皆さん、こんにちはーー!』
「「こんにちはーー!」」
(ちびっ子たちの声+1)
『元気な挨拶ありがとうございます!では、今日楽しませてくれる仲間を紹介しまーす!』
アナウンスに合わせて、イルカが2頭プールに入ってきた。
『それでは、ご挨拶〜〜』
スタッフの指示に合わせて、イルカが水面から顔を出して、パタパタと手(?)を振る。
「かわいい〜〜!!」
目をキラキラと輝かせて、穂純はまた隣の小学生と同じようにはしゃいでいる。