片想いの花
「今日は休みの日か!わすれてたよ〜。あ、花菜、住田先輩いるよ!」
不意に実咲に腕を引っ張られて私はよろけながら立ち止まる。
私の通う高校には普通科とデザイン科があって、私も実咲も住田先輩もデザイン科に通っている。
私と実咲はイラスト、アニメーションコース。住田先輩は美術コース。
私は実咲の報告を無視して再び昇降口に向かって歩き出す。
「え、花菜、住田先輩のこと好きなんじゃないの?なんで無反応なの〜!!」
私の腕を掴んだまま、でも引っ張ることはなくそのまま一緒に歩き出す実咲。
だんだん私の腕を掴む手に力が加わってる気がするのは気のせいだろうか。
「いや、私いつそんなこと言った?だいたい私らとほぼ接点ないじゃん。
好きになるタイミングなんてなくない?」
「まぁ、行事と気分転換とか言ってアニメーションのパソコンで遊ぶために来る以外接点ないね…」
「でしょ、だからいちいち報告しなくていいよ」
不意に実咲に腕を引っ張られて私はよろけながら立ち止まる。
私の通う高校には普通科とデザイン科があって、私も実咲も住田先輩もデザイン科に通っている。
私と実咲はイラスト、アニメーションコース。住田先輩は美術コース。
私は実咲の報告を無視して再び昇降口に向かって歩き出す。
「え、花菜、住田先輩のこと好きなんじゃないの?なんで無反応なの〜!!」
私の腕を掴んだまま、でも引っ張ることはなくそのまま一緒に歩き出す実咲。
だんだん私の腕を掴む手に力が加わってる気がするのは気のせいだろうか。
「いや、私いつそんなこと言った?だいたい私らとほぼ接点ないじゃん。
好きになるタイミングなんてなくない?」
「まぁ、行事と気分転換とか言ってアニメーションのパソコンで遊ぶために来る以外接点ないね…」
「でしょ、だからいちいち報告しなくていいよ」