私が好きになったあなたはホストでした。
?「おねーさん!!初回とかは興味ない?」
「すみません、興味ないです。」
?「ちっ、ブスのくせに」
スカウトは舌打ちをして、闇に消えていった。
「はぁ。来るんじゃなかった。」
手馴れた様子でタバコに火をつける。
「そっか、東京には星がないんだ。」
空を見ながら呟いた…
明るいネオンが、空の星を消してしまう。
?「お姉さん1人?
隣大丈夫??」
まるでジャニーズ!初めて見たあなたは
ジャニーズにいてもおかしくないくらい
笑顔が素敵だった。
「…」
何も言わず頷く。
?「ありがとう☆」
「いえ」
?「ここで何見てたの?」