俺のそばにいろよ
「…んだよ早く言えよここで」




やっぱり来てくれないんだ…ね




「…わかったよ。どうしても確認したいことがあって…私は達也の彼女、だよね…?」




「は?形だけの彼女に決まってんだろ。お前さ顔だけいいから彼女にしてたら俺有名人なんだよねー」






形だけの彼女





顔だけいい彼女





達也は一生私のことは好きになってくれない






「ごめんねぇ、形だけの彼女ちゃん!達也の本命は私だから笑てかもう一直線超えちゃってるし笑」






「おい、お前…!」





知ってたよ?そんなのなんとなく





でも言われると…





涙が…






「…そっ…か、そっかあ!はは、そ、うだよね、ハハ」






無理矢理笑ってみせた




達也なんて好きにならなければよかった






好きになっちゃいけない相手だったのかな






「もう、別れよ」







「ゆ…う、か」





「バイバイ、そしてさようなら」





「侑香!!」




私は教室を飛び出した
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