君と出会って


そして私は、"ほっぺ"にキスをした。

「…ぇ?ほっぺ…」


「当たり前でしょ?」


「…だよな。」


「じゃ、約束してね!! ばぁーい。」


「…あぁ。」


そう言い残し部屋に戻った。

あと普通"キス"って言ったら"口"だけどね(笑)


−ガチャッ。


「あら?まな、お兄ちゃんと何話してたの?」


「…うーん。色々?」


「そぉ。ケンカは、ダメよ?」


「うん♪大丈夫。」



最近ママ冷たいな〜…

前は、もっとからかったりしてたのに。


「…ママ?最近さ、仕事大変でしょ?」


「ぇ?まぁ…多少ね!」


「体、壊さないでよ?」


「はいはい♪」


私は、とりあえずソファーに座ってテレビをつけた。



−ガチャッ。


「ただいまー。みんな居る?」


「パパお帰り〜。そろってるよ。」


「そうか。じゃあアイツらは?」


「2階じゃないかしら?お兄ちゃんなんて怒り気味だったし(笑)」


私は、部屋から出て上に行った。


−トタトタトタッ。


「…ふぅー。疲れた。」


−コンコンッ。

「入るよ?お兄ちゃん」


「…。入れば?」


−ガチャッ。


私は、ご機嫌ナナメなお兄ちゃんの部屋に行った。


「お…兄ちゃん?何してんの?」


「見りゃ分かるだろ?」


お兄ちゃんは、かなりのスピードで数学の問題集をといていた!!



「…何で勉強なんか?」


「…何となく。ふぅー。終わった…」


「早ッ!?」



「で?用件は?」


「あの〜…ごめんね?」


「何が?別に。」


あちゃー…①番イヤな答えが返ってきた。


「そ…そぉ。じゃあ私、戻るね。」


−バタンッ。


「とりあえず、部屋行こーっと。」


「…おい!!待って。」


「…は?お兄ちゃん!」



『さっきゴメンな?俺、別にキスとか言うつもりなかったんだ…』


「そぉ…ま、ィィよ。」


−ガチャッ。…バタン。
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