君と出会って
そう言ったのは…
"山口 小春"。いつも静かで小柄な、ホワワーンとした可愛い女の子。


「…そーだよな。責めても余計に言いづらくなるもんな。」


「うん。だから…待と?」


「うん。」



小春は、男女共に好かれていて、男子なんて
想いを寄せている人も少なくない。


そんな彼女の言うことだから、皆 納得する。


「小春、ありがとね♪」



「いいの。ただ…何か見てられなくって。」


「そっか。小春は、優しいもんね!!」


「そ…そんなことないって!!」


キャ〜可愛い〜!!!
小春が照れて、顔が真っ赤ぁ〜☆☆


「オイオイオイ。何、女の子ナンパしてんだよ〜(笑)」


「は?私は、小春と話してたの!!あぁ〜、もしかして好きなんだ?」


「ばぁーか。俺は、お前だけ!!」


そして、クラスメートに見られない様に"キス"された。


「啓斗って、キス好きだね〜!!(笑)」


「…ぇ?そーかな…」


啓斗、子供みたーい☆☆
困ってる姿見ると、余計にね(笑)



『そーですけど。何か?』


私は、ビックリした。
いきなり絵麻が暴露したんだもん!!


『やっと暴露したんだ?じゃあ、言葉も戻せば?』


『…仕方ね〜な。ウチの本性知ってよ。』


『…かっけ〜!!』


えっ!?…皆、逆に
"かっけ〜"とか言ってるし??


「…俺の計算通り☆神谷って、ダチ居ね〜じゃん?だからだよ。」



絵麻の方を見ると、クラスメートに囲まれて楽しそーだった。


すると…コッチに歩いて来る?


「…何か、色々とありがと。ウチ、昨日すっげー嬉しかったんだ♪少し仲良くなれて…逆に怖くなっちゃってさ。」


「ううん。私は、ただ仲良くなりたかったダケだから。」


「…じゃあアド交換してくれる?ウチ、メールしてみたいんだよね。」


「OK。じゃあ赤外線でしよ!!」


そして、2人のアド交換をしたのだった。
< 15 / 67 >

この作品をシェア

pagetop