君と出会って
−キーンコーンカーンコーン。

「…あ、授業終わっちゃった!!」


今は、4時間目が終わったところ。

何だか今日は、全然集中出来なかったぁ〜…


「…ぁ!!なぁ!!聞こえてる??4時間目終わったよ!?」


「…あぁ、そーだね。」


「何考えてんの?」


「ん?ぅ〜ん…今日の時間の流れが早いな、と思ってさ。」


「そっか。とりあえず給食だから机くっつけよ?」


「うん。」


『あらあら。お二人さんは、ラブラブですね〜』


「美波!?ビックリしたなぁ〜(笑)」


「桜木。俺の彼女を驚かせないで?(笑)」


「フフッ。りょーかい。」



さっきの女の子は、学級委員の"桜木美波"。
クラスのムードメーカーで、お調子者なの(笑)

まぁ、真面目なときがほとんどだけどね。



−そして、無事に給食を食べ終わり片付けた。

「お腹いっぱい☆☆」


「俺も〜。」


『おーい!!ちょっと笹川来て〜!!』


『ん?只木くん?』



私は、只木くんのところへ行った。



「なぁなぁ、今日委員会の仕事あるらしーから、帰り一緒に行こ??」


「はぁ…めんどくさぁ。じゃあ放課後、1組の廊下で待ってるね!!」


「おっす☆じゃあまたな。」


「ばいばぁーい☆」


私は、机のところへ戻った。




「…アイツ誰だよ?」


「委員会が一緒の只木くんだよ?」


怒ってるのかな?…


「あぁーゆー奴には、気をつけろよ。案外まな狙いなんだから!!」


「大丈夫だってばー。そんなハズないもん。」


「男の目線から見たら、明らかにソォなんだよ。」



そーなんだ?私が狙われてるとか以外だな(笑)


いつの間にか、啓斗は
教室に居なかった。


「まなぁ〜!!聞いた?!」



「あーちゃん?何を?」


「知らない?野球部の宮田先輩、彼女いるらしいーの…」


「えぇ〜!?だ…大丈夫だよ!!あーちゃん、諦めちゃダメ!!」


「…うん。 グスッ」

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