君と出会って
「ただいまー…」



さすがに今日は、怒られる…


「…お帰り。遅かったわね?」


「ごめんなさい…委員会の仕事してて…」


「…そうなの?ならぃぃけど。」


「…はぃ…」


ぅわぁ〜…心臓バクバクだったぁ…


−ガチャッ。


「…ただぃまー。」

「お帰り。姉貴、遅かったね。」


「委員会の仕事が長引いてね…」


「ふぅ〜ん。母ちゃんカンカンだったよ?」


「…知ってる。怖かった。」


「ざまーみろ(笑)」


「…ゥザッ。とりあえず着替えて来る。」



−トタトタトタッ。


−ガチャッ…バタンッ。


「…ふぅ。疲れた。」


私は、スウェットに着替えてメールを見た。


「…メール1件?」


とりあえず開いた。


『絵麻だよ☆これからよろしく(゚▽゚)/』


なぁんだ…絵麻か…


『こちらこそッ☆☆』


「ぁ〜あ…眠いなぁ…」


−ピロリンッ♪

『ねぇねぇ。啓斗様のァド教えてェ♪♪』



えっ??まさか…ソレが狙い??



『…ゴメン。ムリ』


私は、キッパリ断った。

−ピロリンッ。


『なかなか手強いね。じゃ、また♪』


『またね(^_^)』



ビミョーに怖かった。


今は…7:23か。ご飯食べよ。


「…はぁ〜。今日は忙しい日だったぁ。」


−ガチャッ…バタンッ。



−トタトタトタッ。

「…お母さんご飯は?」


「龍のとこよ。何で"お母さん"なの?」


「…反省してるので。」


「そぅ。"ママ"でいいから。何か違和感があるの(笑)」


「そっか。ママありがとー!!」



私は、お兄ちゃんがいるテーブルのところに座った。


「…いただきます。」

「会話ナシかよ?…」

「…ゴメン。今、お兄ちゃんと話したくない。」

「何で?この前のこと引きずってんの?」

「…ゴメン。」

「…別に。」

私は、会話をしたくなかった。
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