君と出会って
私達は、その後それぞれの家へ戻った。


−−−−−−−−−−−


−家−

「…ただぃま。」

「お帰りなさい。どーしたの?目が真っ赤よ?」


「…あぁ。ちょっとね」


そっか…泣いたから、目が腫れてるんだ。


−ガチャッ。

「…ただぃま。」


「姉貴どーした?何かあったの?」


「…ぅぅん。何でもないよ。」


…そーだ!!私が赤ちゃんの時のアルバム見せてもらお。


「ママ。私が赤ちゃんの時のアルバム見せて?」


「何で?まぁいいけど」


−数分後−


「はい!!アルバムよ」


「ありがとー♪」


私は、アルバムを開いた。

−−−−−−−−−−−
1ページ目。

7月22日 午前2:13

「まな」が生まれた。
3356㌘とほぼ正常。


元気に育ってね☆


2ページ目


今日は、まなが病院を退院した。
我が子は、可愛いな♪



3ページ目


まなが初めて笑った!!
日々成長してるね。



私は、ビックリした。1ページずつメッセージが書いてあるんだもん。


…そして、1番メッセージが長かったのが
"1歳2ヶ月"の時。



13ページ目


まなが初めて"ママ"って呼んでくれた!!
ママは、とても嬉しいよまなチャン、これからも元気にスクスク育ってね。ママは、まなチャンが大きくなるのを楽しみにしています。


−−−−−−−−−−−

子育てって楽しいんだなぁ…ココまで細かく残してあると分かる☆☆


「子育てって楽しそうだね。」


「ふふっ。そりゃあ毎日が宝物だったわ♪でもね、楽しいだけじゃないの。」


「え?」


「とても大変なのよ。夜泣きとかね!それと母子家庭なんかは、赤ちゃんの場合とても大変よ。お金や時間の問題点もあるし。」


「そっか。色々ありがと」



私は、沙有実サンが心配になった。
自分の体も危機にさらされているのに、赤ちゃんが居るとなれば…
大変どころじゃナイ!!


って…私には、関係ナイか。
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