君と出会って
−家−


「ただいまぁ。」


「お帰りなさい。」


ん?お兄ちゃんの靴がない?


「ねぇ、お兄ちゃんは?」


「まだ帰って来てないのよ。…何してるのかしら。」


「彼女と遊んでるんじゃないの。」


「そうね。じゃあ、お夕飯にしましょ?」


「はぁーい☆」



−−−−−−−−−−−


それから私は、夕食を食べてお風呂に入った。



「あーぁ眠いなぁ…」


最近、寝不足な私は早く寝ることにした。



−ガチャッ。


「パパ、ママお休み♪」


「「お休み。」」


やばい…今から、キンチョーしてるし!!!


「…明日、何着てこぉかな。」



−ドンッ!!



「うわぁー!!!」



何かにぶつかった。


上を向くと…お兄ちゃんが居た。


「…お前、バカ?ちゃんと前見て歩けよ。」


「…ごめん。」


「しかも、独り言をブツブツと…落ちこぼれかっつーの!!!」


「…ごめん。」


私は、図星すぎて"ごめん"しか言えなかった。



「彼氏とケンカした?」


「してないよ。そーいえば今日遅かったね?」


「彼女の家行っててさー(笑)」


彼女の家?!…お兄ちゃん超〜変態だから…
何するか分かんないじゃん!!!



「…彼女の家で何したの?」


「お前に教える必要あるか?それとも…なんか期待してんの?」


期待?…してないって言ったら、嘘になるなぁ…


「…別にー。」


「いーよ?教えてやっても。」


「じゃあ教えて!!」


即答しちゃった(笑)


「…ックス。」


「…へ?」


お兄ちゃんは、耳元でささやいた。


「だーかーらS●Xだって(笑)」


はぁ?!?!?!
放送禁止用語ですけど?
しかも…ふざけ半分だし!!



「バカじゃないの!?」


「クスッ…バカは、お前だから!!嘘に決まってんじゃん(笑)?」


「もー知らない!!」


そんなこんなで…長い一日が終わった。
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