君と出会って


「あ…」

前方を見て
いきなり啓斗が言った。


「ん?」


私が前を向くと…



「あーちゃん!?」


ソコには、あーちゃんがいた。
でも、いつもと様子が違う?…



「お前…泣いてる?」


「グスッ…泣いて…ナィ!!」


「…あーちゃん??どーかしたの?私、聞くよ!!」


「ちょっと、俺ジュース買ってくるな。」


啓斗が2人きりにしてくれた。


「まなぁー(泣)」


「どーしたの?ずっと聞いてるから言って?」


「さっき先輩に……メアド聞いたぁ!!!」


「まぢで?!やったぢゃん!!」


「やったょ!!」


「でも…どぉして急に?」


「それがね!!さっき、買い物してたら先輩に偶然会ったの☆でね、声かけてくれてさ。」


「ふーん。てか、流れじゃなくてメアド聞けた理由は??」


「あ、忘れてた(笑)んとねー、しばらく話してたら、あたしの事もっと知りたくなったからメアド交換しよ?って言われたのー☆☆」


「マジで?!超ラッキーだったね!!」


「でしょでしょ?」


「うん!メールしてみた?」


「まだ…緊張して出来ない(汗)」


「まったくー…せっかくのチャンスだよ?逃してもィィの?」


「ソレだけは、ヤダ!!」


「よしっ!!その意気込みでメールしてみなよ!!」

「分かった。」


−ピコピコピコ…


「・・・でーきたッ!!」


「見せて見せて!!」


メールを見ると…


(先輩こんにちは(゚▽゚)/さっきは、ありがとうございました!!
これから、宜しくお願いしますッ(>U<))


「ふーん。なかなかィィんじゃナィ??あーちゃんにしては、大人しいメールだけどね(笑)」


「へへっ(照)じゃあ…送信っと。」


「その気になると早いんだから(笑)」


「まぁね♪そーいえば…啓斗クンは?」


「え?あ、そーいえば居ない…ちょっと探してくるよ!!待ってて。」


「うん!!」


私は知らなかった。
啓斗がアノ人と遭遇してしまったなんて…
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