君と出会って
−1の4−

ガラガラッ−

「おはよー!!みんな」

「あれれー??ソコに居る2人は、どーゆー関係なのかしらー??」

付き合ってるんだ!って言おうとしたら…啓斗が

「あれ?知らなかったの山本さん?俺ら、付き合ってるんだ☆」

「えぇー!?!?」

"あーちゃん"が炎のおたけびをあげたセイで…

"まじ?"

"あいつら出来てるん?"

"ありえない!!"

"初日からかよ…"

"ウザった!!"

とか、色んな声が飛び交った。

「お前らさー…」

急に啓斗の表情が変わった!!


「人の彼女のグチ言って楽しいか?!」

『…』



さすがのクラスメートも答えられなかった。


「こんな奴ら、ほっといて行こ、まな?」

「ぅ…ぅん。」


そして2人で教室に入った。

でも1人の生徒の前を通った瞬間、身も凍るような恐怖に襲われた…


「調子乗るのもィィ加減にしなさいよ?私の"啓斗様"が汚れるでしょ?」


「お前ダレ??身覚えねーんだけど!?」


「絵麻のこと?ヤダわー、啓斗様。私のことをお忘れ?」


「はっ?マジ誰?知らねーし。」


「…啓斗?…やめよ?」


「私の啓斗様に呼び捨てとは!なんて無礼な!…ちなみに、私は"神谷絵麻"ですわ。」


"神谷お嬢様出たー!!"


"やばくね?…"


"アイツ何様だよ!!"


"啓斗くんの何?…"


と、色んな声がまたまた飛び交った。


「絵麻…?あっ!?大金持ちストーカーだ!!」


「ようやく分かりましたか?私のことをストーカーとは、失礼ですわ。」


あとで、あーちゃんが教えてくれたんだけど…

絵麻って子は、啓斗に一途に恋をする大富豪らしく、超怖いらしい…



デモ…まさかバトルが炸裂するなんて全く知らなかったケド…
< 5 / 67 >

この作品をシェア

pagetop