君と出会って
「ねぇ、まなチャン。啓クンの事、大切にしてあげてね?あたしぢゃ、ムリだから。」


沙有実さんの
瞳が何だか悲しそうだった。


「分かりました!!絶対、手放しませんから!!」


「ふふっ。可愛いなぁ☆」


「ど、どこがですかぁ??」


私には
理解出来なかった(汗)
ドコも可愛くナィのに・・・


「全部だょ☆ってかさー、"沙有実"でィィから。あと、敬語ぢゃなくてィィょ?」


「ホントですかぁ!?あ・・・ホントに??」


「もちろん!!同級生だし。てか疑問なんだけどさぁ・・・」


「うん。なぁに?」


「何で、15歳で赤ちゃん産めたのかなぁ?普通、赤ちゃんか、妊婦さんのドッチか助からないんだよ?不思議だなぁ・・・」

「それは・・・沙、沙有実が素直だから。正直で、優しいから。とにかく、神様からのプレゼントなんぢゃないかなぁ☆」


「説得力あるなぁ(汗)でもね、あたし優しくもナィし、正直でもナィんだよ?ただ、強がりなだけ☆人に負けたくないから。何事もね!!」


「そーなんだ・・・同い年とは思えないくらい、大人びてるね☆」


「ソレ、ほめてるの?(笑)」


「もちろん!!啓斗も見る目あったんだなぁ・・・こんなにもパーフェクトな女の子、好きになるなんて☆今は、見る目ナィけどね(笑)」


「何言ってんの?!あたし、パーフェクトなんかぢゃナィょ(汗)啓クンは、今の方が見る目あるって!!」


「何で??私、クズみたいな女だよ??見る目なさすぎ(笑)私なんかよりも、可愛い子とか山ほど居るし・・・」


「なぁーんにも分かってナィなぁ(笑)啓クンは、ちゃんと見る目あるよ?まなチャンみたいに美人で、頭も良くて、優しい子なんて、そぉ簡単に見つからないと思う☆」


沙有実って・・・
優しいなぁ。
私なんかの事を
ベタ褒めして(笑)


「そーなのかなぁ・・・」


『そーなんだよ!!まなが1番☆』


「へ?」


後ろを向くと、


「啓斗?!」


啓斗がいた。
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