four seasons〜僕らの日々〜

「あんた、みんなからチヤホヤされたいからあんなことしたんでしょ！？そうに決まってる」

「男目当てでしょ？クラス一のイケメンが、すごいって言って見てたし！」

「ち、違う！そんなんじゃない！」

「嘘ついてんじゃねぇよ！！」

バシン！と大きな音が響く。女の子の頬を、女子グループの一人が叩いたのだ。

女の子の目の前が真っ暗になっていく。悪口の嵐は止むことがなかった。

湖の水が一瞬で干からびた。動物たちが悲しげな声をあげて消えていく。花が枯れ落ちていった。

「だめ！待って！」

少女は女の子に話しかける。こんなことで、捨てちゃだめだよ。後悔するよ。だから…

「うるさい！うるさい！うるさい！もうどうだっていい！」

豪華なドレスがボロボロの服へと変わった。土砂降りの雨が少女の体を濡らす。

「もう……いい……」