four seasons〜僕らの日々〜
『ありがとう。あなたの、言葉、嬉しい。私も、あなたに、伝える』
美桜は人差し指で自分を指差し、次に蓮を指差した。そして、両手の人差し指を伸ばして指先を下に向け、胸の前で交差させた。『私はあなたに恋をしています』だ。
蓮の顔が赤くなる。
美桜は続けて、右手の親指と人差し指を伸ばしてのどにあて、指を閉じて下げる。『好き』だ。そして下向きにした左手の甲を、右手の手のひらで撫でるように回した。
「愛してます。……ずっと、前から」
美桜が微笑んでそう言うと、蓮が美桜の隣に来て、美桜を抱きしめた。
「僕も、愛しています」
ゆっくりゴンドラは進んでいく。
二人は真っ赤になった顔をしばらく見つめ合い、そしてーーー互いの唇を重ねた。
椿は今日は一日中部活だった。
「お疲れ様でした!」
そう言い、体育館を出て学校を出ると、校門の前に空が立っていた。
「空!どうしてここに?今日は部活じゃないよね?」
空は文芸部に入っている。空は「うん、今日は休みだよ」と言った。
美桜は人差し指で自分を指差し、次に蓮を指差した。そして、両手の人差し指を伸ばして指先を下に向け、胸の前で交差させた。『私はあなたに恋をしています』だ。
蓮の顔が赤くなる。
美桜は続けて、右手の親指と人差し指を伸ばしてのどにあて、指を閉じて下げる。『好き』だ。そして下向きにした左手の甲を、右手の手のひらで撫でるように回した。
「愛してます。……ずっと、前から」
美桜が微笑んでそう言うと、蓮が美桜の隣に来て、美桜を抱きしめた。
「僕も、愛しています」
ゆっくりゴンドラは進んでいく。
二人は真っ赤になった顔をしばらく見つめ合い、そしてーーー互いの唇を重ねた。
椿は今日は一日中部活だった。
「お疲れ様でした!」
そう言い、体育館を出て学校を出ると、校門の前に空が立っていた。
「空!どうしてここに?今日は部活じゃないよね?」
空は文芸部に入っている。空は「うん、今日は休みだよ」と言った。