four seasons〜僕らの日々〜
「今日は、耳が聞こえない人が来てくれています。今日の五限目と六限目はその人との交流会をしたいと思います」

少女は先生の声で現実へと引き戻された。

騒がしい声が、耳に届く。

女の子はぱあっと顔を輝かせていた。

「楽しみだね」

女の子は、不安そうな友達に笑顔で話しかける。

花が一輪咲いた。



「皆さん、こんにちは。今日、よろしくお願いします」

耳の聞こえないおじさんがにこにこしながら話す。
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