four seasons〜僕らの日々〜
二人の言葉〜知らない想い〜
六月の終わりごろ、林先生が帰りのホームルームで言った。
「あまり言いたくないことだが、六月の初めにあった中間テストで三十点以下だった人はあとで前に来てください」
はあ…と蓮はため息をつく。
他の教科はそこそこ点が取れていたのだが、英語は三十点以下だった。
ホームルームが終わると、林先生の前には蓮を含め数人の生徒が集まっていた。
「一週間後に追試をするから、しっかり勉強してこいよ。追試で赤点だったら、毎日補習でバイトをしているやつは辞めてもらうからな」
「そ、それは困ります!」
蓮は思わず声を上げた。毎日補習になってしまったら美桜と音楽室で歌えなくなる。そして、最近カフェでバイトを始めたばかりだからだ。
「あまり言いたくないことだが、六月の初めにあった中間テストで三十点以下だった人はあとで前に来てください」
はあ…と蓮はため息をつく。
他の教科はそこそこ点が取れていたのだが、英語は三十点以下だった。
ホームルームが終わると、林先生の前には蓮を含め数人の生徒が集まっていた。
「一週間後に追試をするから、しっかり勉強してこいよ。追試で赤点だったら、毎日補習でバイトをしているやつは辞めてもらうからな」
「そ、それは困ります!」
蓮は思わず声を上げた。毎日補習になってしまったら美桜と音楽室で歌えなくなる。そして、最近カフェでバイトを始めたばかりだからだ。