マスカレード ~素顔の仮面~
「彩ちゃん」
「・・はい」
「どうだい?今から俺とホテルにしけこまねぇか?このあたりで洒落たホテル知ってんだ」
「後藤さん。私たちは仕事しに来てる・・・」
「・・・あのさ、あえて“的は”聞かないが。他人のゴシップを表沙汰にすることで相手に恨みを晴らすことなんざぁ、ぶっちゃけできんぞ。復讐の快感もわかねぇ。返って虚しくなるだけだ。この稼業ベテランの俺が言うんだから間違いねぇって。な?それよりバツイチの俺と一緒にホテルしけこむほうがよっぽど楽しいぜ」
言うことは冗談でごまかしているけど、真顔で私に聞いてる後藤さんは、真剣に私のことを心配してくれている・・のかもしれない。
それとも、単に私を口説いているだけなのかもしれない。
でも、私の進む道はもう決まってる。
そして私が今、行くべき場所はただ一つ・・・。
「・・はい」
「どうだい?今から俺とホテルにしけこまねぇか?このあたりで洒落たホテル知ってんだ」
「後藤さん。私たちは仕事しに来てる・・・」
「・・・あのさ、あえて“的は”聞かないが。他人のゴシップを表沙汰にすることで相手に恨みを晴らすことなんざぁ、ぶっちゃけできんぞ。復讐の快感もわかねぇ。返って虚しくなるだけだ。この稼業ベテランの俺が言うんだから間違いねぇって。な?それよりバツイチの俺と一緒にホテルしけこむほうがよっぽど楽しいぜ」
言うことは冗談でごまかしているけど、真顔で私に聞いてる後藤さんは、真剣に私のことを心配してくれている・・のかもしれない。
それとも、単に私を口説いているだけなのかもしれない。
でも、私の進む道はもう決まってる。
そして私が今、行くべき場所はただ一つ・・・。