先輩は、甘い。
「大丈夫だよ、凛。一緒にこの2週間、勉強してきたじゃん。成果を発揮しよ!」
「う、うん」
大学でできた友達カナに励まされて、私は上がる心拍数を抑えながら席に座る。
「凛、Are you ready?」
「お、OK…」
震える声で答えると、カナはニッコリと微笑んで口を開いた。
「Well then, could we introduce ourselves.
(じゃあ、自己紹介でもしようか)
My name is Kana Arisawa.
My hobbies are watching overseas movies in English version.
(趣味は海外の映画を英語Ver.で見ること)
In the future I'd like to work as an interpreter.
(将来は通訳の仕事をしたいと思ってるよ)」
「is that so…(そ、そうなんだ)」
「Yes, next time it's Rin's turn.(はい、次は凛の番)」
「Wait a moment…(ちょ、ちょっと待って)」