死神少女マリン
事の始まり
お父さんが死んで、二週間が過ぎた。
お葬式も、お通屋も終わった。
お父さんは安らかな顔で眠っていた。
悲しい、とはまた別の感情。
心に、ぽっかりと穴が空いた感じ。
私は、ずっと家にひきこもっていた。
担任の先生も理解してくれて、私が休んだ日数を全て忌引きとしてくれた。
そして、本日がお父さんが亡くなってから、西岡前女子中学高等学校へ、初めて行く日である。