カボチャの馬車は、途中下車不可!?
大量のエネルギーを一気に消費してしまったせいか、すぐには仕事にとりかかる気も起きず。
ぐったりしたまま、目の前の本を手に取った。
何気なく、だらだらとページを繰っていくと——
うわぁ……
感嘆のため息。
どれもほんとに、美味しそう!
しかも。
うん、……確かに私でも、作れそうじゃない?
一つ一つのレシピを読み込むうち、次第に気分も落ち着いてきて。
いくつかの料理を真剣にピックアップしていた。
これなんかいいかも。
あと、これと……
これなら、調味料も家にあるものでいけそうだし。
帰りにスーパー寄ってもらって、足りない食材だけ買って……
今夜あたり、作ってあげようかな。