カボチャの馬車は、途中下車不可!?

私の反応に気をよくしたのか、満足そうに目元を緩めた彼は顔を伏せ……

胸の頂へ、口づけた。



「っ……ぁ……!」


信じられないほどあっけなく。
息が、乱れていく——


洋服越し。
私も彼も、一枚だって脱いでいないのに。



私の身体、どうしちゃったんだろう……



どうしてこんな……頭がおかしくなりそうなくらい、感じてるんだろう。





指先から、つま先から、くたりと力が抜けていく。

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