カボチャの馬車は、途中下車不可!?
ぐグうっ……
……ん?
私の言葉を遮るみたいに響いた『音』に、首をひねる。
えーっと……?
今の、私、じゃないけど?
顔を上げると。
そむけたライアンの顔が、首にかけてみるみる赤く染まっていく。
うわ、耳まで。
もしかして……
「ライアン、おなかすいてる?」
私が聞くと、ガバッと上げた腕で紅潮した顔を覆ってしまった。
いや、全然隠せてないけど?
「なんか、ホッとしたらその……うわ、めちゃくちゃかっこ悪……っ」